助成先取材レポート

社会と施設の子どもたちを「つなぐ」笑顔の架け橋

助成先レポート NPO法人ブリッジフォースマイル

 

今回は、特定非営利活動法人ブリッジフォースマイル (以下、B4Sさん)の助成先レポートです。

助成対象事業:大学等進学者への奨学金プログラム「カナエール」

児童養護施設から社会に巣立つ子どもたちの自立を支援する活動をしているB4Sさんの助成対象事業でもある
カナエール夢スピーチコンテストが今年も開催されます

コンテスト会場に来場することが
応援につながります!

http://www.canayell.jp/

 

■B4Sさんの活動をご紹介

 

 

事業内容は、『 児童養護施設退所者の継続的にサポート、自立を支援するさまざまな活動 』です。

2004年の団体設立以来、18歳で児童養護施設を出て、自立をせまられる子どもたちが施設を「巣立つ前」から「巣立った後」まで、継続的にサポートし、自立を支援するさまざまな活動をおこなっている団体です。

「生活するための知識がない」
「相談相手がいない」
「家がない」
「お金がない」
「働くことはどういうことかわからない」

などの問題を解決していくために、子どもたちが施設から退所したあとに、自立して社会生活ができるようになることを目指して、本当に多くのプロジェクト、活動をされています。

巣立ちプロジェクト
一人暮らし準備セミナー
アトモプロジェクト
退所後のネットワーク作りを支援
ジョブプラクティス
中高生に働くイメージと経験を
出張セミナー
各施設でのニーズに合わせた研修プログラム
スマイリングプロジェクト
退所者向け住居支援プログラム
よこはま Port For
児童養護施設等出身者のためのアフターケア事業
ブリッジキャリア
東京都主催の就業支援プログラム
ライテミル
働きながら会社を選べる就労支援プログラム
就労体験インターンシップ
中高生の頃から就労観を育てる就労体験プログラム
カナエール
大学等進学者への奨学金プログラム

活動内容について、もっと詳しく知りたい方はコチラ> http://www.b4s.jp/activity/

 

■助成対象事業「カナエール」について

これまで難しいとされてきた、児童養護施設の子どもへの支援を、いままでにないしくみで実現しています。施設から進学を目指す子ども達を、卒業まで、資金と意欲の両面から応援。多くの応援者とのつながりから、ひとりじゃないこと、夢をかなえる仲間の存在を感じてもらえるような、双方の思いが伝わるプログラムです。

奨学生は、進学への思いや夢をスピーチします。コンテストへの出場が、奨学金給付の条件です。

奨学生は本番に向けて、120日間、ボランティアとチームになり、原稿作成や映像制作、話し方のトレーニングなどを体験。自分を見つめ直し、夢への思いを強くしていきます。大勢の前でのスピーチという、大きなチャレンジを乗り越えて、自己肯定感、進学と夢への意欲を高めます。

コンテスト終了後も、卒業まで、応援者と会う機会を年に数回設け、励まし合える関係を築いています。

 

■素敵なコミュニティ カナエルンジャーとエンパワチーム

スピーチコンテストに挑戦する奨学生と3人の大人たちの素敵なチーム

カナエルンジャー
奨学生となる、児童養護施設退所後に専門学校や大学などへの進学を希望している子どもたちです。カナエルンジャーは、個人情報保護のため、ニックネームとチームカラーで呼ばれます。

<エンパワチーム:社会人のサポート・ボランティア>
メンター
役割は、カナエルンジャーがスピーチ原稿を作成し、スピーチの練習をするのをサポートすること。カナエルンジャーに一番近いところで彼らと真剣に向き合い、彼らの思いを言葉にするお手伝いをするのがメンターです。
マネージャー
チームメンバーのスケジュール調整や事務局との連絡の窓口となり活動の進捗報告をするチームの要ともいえるポジションです。初対面の4人が、コンテストまでに自分たちらしいチームを作り上げるためには、マネージャーのチームビルディング力が欠かせません。
クリエイター
コンテスト当日に上映するカナエルンジャーの紹介の3分間VTRを作成しますVTRはカナエルンジャーの夢にかける思いをコンテスト来場者に伝え、人柄をより理解してもらうための大切なツールです。映像の企画から撮影・編集まで行うのがクリエーターです。

 

■カナエール2015のアンケート

ほんの少しですが熱い声、感想をご紹介します。

来場者(女性 東京 50代)
初めて参加しました。カナエルンジャーの方々のスピーチに引き込まれました。辛い経験をしたからこそ他者に対して思いやりを持つ姿、支援されたからこそ、支援される側になる、なりたい。より多くの人に聞いてほしいと思いました。

来場者(助成 横浜 10代)
難しい言葉なんかより、思いののったまっすぐな言葉がこんなにも心に突き刺さるのか、と実感しました。あれだけの大人数の前で自分の夢について堂々と話すことは、そんな簡単なことではないと思います。みんな自分の夢を語っているときの顔が生き生きとしていて、夢を持つことって素晴らしいのだなと改めて感じました。私は、現在大学3年生で、親に学校に通わせてもらっていますが、将来の夢は漠然としていることが、何だか恥ずかしくなりました。児童養護施設の現状をより多くの人に知ってもらいたいし、自分も伝えたいと思いました。今回、夢スピーチコンテストに来れて良かったです。ありがとうございました。

エンパワ(男性 東京 50代)
いかに自分が幸せな人生を送ってきたか、いかに両親、家族が自分の支えになってくれているかについて、気づくことができました。B4Sの皆さん、カナエールを通じて関わることのできた皆さん、両親、家族に改めて感謝します。ありがとうございました。

エンパワ(女性 横浜 30代)
昔から子供支援活動に興味をもっていた私にとってこの度の活動は本当に多くの学びと気づきに溢れておりました。ステキな大人の皆様との交流もまたとてもかけがえのないものとなっております。人生で大切なものは”人”であると思っている私にとって、ルンジャ―、エンパワ、実行委員の皆様ひとりひとりの存在と、共に過ごせた日々に心からの感謝を送ります。

カナエルンジャー(女性 東京)
120日間色々な意味で、なめてました。大変だし、意外と短いし、濃いし、何より、自分少し成長したなって思えてることがビックリです。本当やってよかったです。16人に会えたのもよかった!!ありがとうございました!!

カナエルンジャー(男性 東京)
楽しくて、勉強になった。もっと期間が長かったらな〜と思った。とにかく楽しくて自分の夢と向き合えて良かった!!めっちゃ感謝してます!!

カナエールについてもっと知りたい方は? > http://www.canayell.jp/about/

 

■つなぐいのち基金スタッフも当日ボランティア(東京)として参加させていただきました

本当に多くのボランティアの方が参加されています。
当日、その年のTシャツが配られ、チーム全体のムード、志気が高められていきます。
勢いのある組織らしく、粗削りで少し混乱しながらも、圧倒的な熱気で準備と運営がされていきました。(ご来場者はお待たせして失礼しました。)
しかし、ボランティアとして参加したからこそ、強く感じられたことがいくつもありました。
ご来場者の帰られるときの目の輝きの変化
連日の準備で疲れ切っているはずのスタッフの終了後の安堵とともに輝くような笑顔と涙
そして、まだ横浜、福岡と続く(※ 今年は横浜、東京、福岡の順です)次への意気込み
本当に素敵なコンテストです。

みなさんも感動のスピーチと素敵な人たちと同じ時間を共有しに是非とも会場に足をお運びください。

 

 カナエール夢スピーチコンテスト

http://www.canayell.jp/

(facebookページ)
https://www.facebook.com/events/505057296346882/

 

 

【横浜会場】
6月18日(土)神奈川公会堂(神奈川県横浜市)
http://canayell2016y.peatix.com/
出場するカナルンジャーのプロフィールはコチラ
http://www.canayell.jp/contest/yokohama/

【東京会場】
6月25日(土)四谷区民ホール(東京都新宿区)
http://canayell2016t.peatix.com/
出場するカナルンジャーのプロフィールはコチラ
http://www.canayell.jp/contest/tokyo/

【福岡会場】
7月3日(日)黒崎ひびしんホール(福岡県北九州市)
http://eventon.jp/3305/
※福岡会場のFacebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/812454635554085/

 

★当日のボランティアも募集中です。★
この素晴らしいスピーチコンテストに一員として参加することができますよ!

http://kokucheese.com/event/index/393509/

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