あいりすプロジェクト(with 郁文館グローバル高校 from 2017)

出会いという縁から生まれたプロジェクト

なかなかファッショナブルなブレーザーの制服に身を包んではいるが、図分と低い声で落ち着いた物腰のイケメン男子が横でレゴを組み立てている・・・。
そんな偶然の出会いからこのプロジェクトは始まりました。
その制服の高校は、郁文館グローバル高等学校というなかなかユニークな学校でした。学内には1年生と3年生しかいません。なぜなら2年生は全員が海外留学しているからなのです。それも、各地域の1校に一人が行くというもので、SNSはアカウントをクローズにして渡航する、さらに原則として留学間に彼女彼氏がいる人は別れることが進められるという徹底ぶりなのです。
非常に恵まれていることであるとはいえ、高校生にとっては荒行のような1年間を乗り切って帰国してくる3年生は一人一人がなかなか魅力的な人物となっています。
そんな学校のプログラムの一つであるゼミ活動の一環として、福祉ゼミのみなさんと協働プロジェクトをスタートすることになりました。
福祉ゼミのみなさんにとっては外部のとの交流と様々の経験の機会として、当財団としては若くフレッシュな視座と活力ある新たなボランティアを通じた仲間として、「協働プロジェクト」がスタートしました。

協働プロジェクト

約半年間通じて、
前半は、フロントでのアクション:
テストPhaseを兼ねて、つなぐいのち基金の助成先でもある社会福祉法人(乳児院・児童養護施設)の掃除やイベント支援など体を動かしての施設をエンパワーメントするボランティア活動のフィールドワーク
後半は、アカデミックなアクション:
本年度の当財団助成先への取材&レポート、福祉関連ニュースのキュレーション記事・読書レポートの作成、、わかりやすいコンテンツをwebサイトやSNSなどで発信するなど、デスクワーク&アウトプット
という構成で協働を進めています。

☆あいりすプロジェクト(Iris project )名前の由来

アイリスの花の花言葉が吉報、希望などの意味があります。
日本、世界、そして自分たちの将来への希望を込めて命名しました。

☆あいりすプロジェクトサイト

http://irisp.tsunagu-inochi.org/irisp/

(facebookページ) https://www.facebook.com/irisp.ikubunkan/

☆協働プロジェクトのコンセプト

新たらしい価値を提供する
社会のパラダイムシフトに立ち会う

☆プロジェクトの目的とミッション

自分たちと同世代の人たちに社会福祉のことを知ってもらう。
本年度のプロジェクトの活動の総括として
発表会(Future Session)を開催する。(12月を予定)

<2017年度活動計画>

活動日活動内容
4月22日聖友ホーム グループホーム引越しサポート
5月14日聖友ホーム ゆうやけ市 参加
5月29日協働プロジェクト会議 開催
6月24日聖友ホーム 倉庫整理
7月8日協働プロジェクト全体会議 開催
7月16日聖友ホーム 流しそうめん大会用 竹採取
7月29日聖友ホーム 流しそうめん大会 前日準備
7月30日聖友ホーム 流しそうめん大会 開催
 聖友乳児院 見学
8月10日協働プロジェクト 合同会議 開催
8月26日聖友ホーム 第1回合同勉強会 実施
9月30日郁秋祭(学校祭) 感謝状授与
10月28日聖友ホーム 阿佐ヶ谷Jazz Street 支援
10月31日デンマークのボランティア留学生とWEB会議 開催
11月3,11日聖友ホーム ゆうやけ市の準備
11月12日聖友ホーム ゆうやけ市 当日ボランティア参加
11月中児童福祉、高齢者福祉 書籍レヴュー
 児童福祉、高齢者福祉 News Curation
 児童福祉、高齢者福祉 コンテンツ制作
12月17日フューチャーセッション&活動報告会 開催

 

◇前半の活動Pick Up

スタートはグループホーム引っ越しの掃除から

はっきり言って、児童養護施設の職員さんは忙しい、そして、人も十分とは言えない。グループホーム(※1)の引っ越しともなると尚更です。そこで、私たちで荷物の搬出後の掃除を引き受けることになりました。

地域商店街イベントへの参加支援

数年前からいつもお世話になっている商店街のイベントに出店という形で参加させていただいています。今回は、一口カレーとフリマといったランナップです。

流しそうめん大会 準備&開催

昨年は本当に苦行のようだった流しそうめん用の竹の採取も、若い力が加わったことで、竹取り自体が楽しいイベントとなりました。
流しそうめん当日は、大雨の天気予報でしたが、嬉しい方の大ハズレとなり、昨年に引き続き楽しみにしてくれていた子どもたちの笑顔と歓声に囲まれ、ボランティアを含めた参加者すべてに素晴らしい時間となりました。職員のみなさんのご協力にも感謝です。
(流しそうめん当日の写真の掲載は、子どもたちのプライバシーに配慮し、控えさせていただきます)

園庭の物置の整理

夏の暑い日の強い日差しも、高校生には関係ないようで、大量の収容物を外に搬出し、クリーンネス&リペアー後に、年間のイベントスケジュールを考慮した配置を再度検討し、整理して収納しました。

◇後半の活動 Pick Up

助成先への取材&レポート作成

当財団の平成29年度対象の7つの助成事業先を選定委員と一緒に訪問し、団体・活動の紹介、活動の中心メンバーの思いなどインタビューを通じてお聞きする貴重な経験となりました。同時に、助成事業の進捗状況も確認させていただき、支援者の方への報告も兼ねさせていただきました。

福祉関連のニュースキュレーション、セミナーや活動紹介、読書レポート

主に夏休みを利用してそれぞれがチョイスした活動をまとめて発信します。現役高校生の視座や感覚を感じていただけるコンテンツです。

デンマークとの交流WEBMeeting

当財団の学戦インターンボランティアのうち1名が4年次を休学して、デンマークにボランティア留学をしています。経済学部で社会保障と所得再分配などを研究していることもあり、社会福祉の先進国の一つであるデンマークで大学でのボランティアをしながら勉強をしています。
時差が約7時間ありますので、こちらは15時から(デンマークは朝8時くらい)1時間強のWEBでの交流セッションを開催しました。

◇そして、本年度の締めは、報告会を兼ねたFuture Session開催へ

来る2017年12月17日 13:30よりサイボウズ社のご厚意によりセミナールームをお借りして、本年度の協働プロジェクトの総決算として、Future Sessionを開催します。
キーノートスピーカーのよるインプットと福祉ゼミのメンバーによる活動報告、そして高校生を中心とした多様な参加者によるディスカッションを実施する予定です。
ご支援者の皆さまには、東京開催のみで恐縮ですが、ご招待状をメールにて発送させていただきました。

> Future Sessionの開催レポートはこちら

 

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