<2014年度対象事業の助成実績>
公益財団として助成額が限定的であったこともあり、杉並エリアにおいてタイプの異なる活動を行う3団体の連携による地域コミュニティを通した児童福祉を模索するという試みを意図した助成を実施しました。
<2015年度対象事業の助成実績>
前年度の幼児期の母親に対するケアによる支援、義務教育期に親の養育を受けることができない子どもへの支援、教育格差を是正する高等教育への学力向上支援への段階的な支援に加え、2015年度対象で大学進学の奨学金支援事業に助成することで、一連のセーフティネットのモデルが完遂することができました。
また、経済的ハンデでだけでなく障害というハンデを持つ子どもたちへの支援として体幹トレーニングという形で実現しようとしている団体への助成、高齢者を含む多世代間の交流・相互支援を背景とした放課後学習支援・居場所事業を実施する団体への助成で、多様な社会的ハンディキャップにさいなまれている子どもたちへの支援を拡げることができました。
<2016年度対象事業の助成実績>
2016年度対象事業の助成事業は、基礎調査、選考委員会の実施と適宜な審査体制を組みことができ、過去支援ができてなかった領域について活動する団体への助成となりました。養護学校、児童養護施設の子どもを中心とした食を通じた支援、退所者向けの就労支援、住宅支援としてのシェアハウスの安全補修の3団体が対象となりました。
本助成により、これまでより広範な支援について視座を置いた助成を行うことができるようになりました。
<2017年度対象事業の助成実績>
2017年度は助成総額も100万円と増額し、助成先も7団体と一緒に支援活動をさせていただくお仲間が増え、決して大きな額ではないですが、「子どもたちの成長に合わせた理想的な支援フローの一つのモデル」を4年間かけて、コツコツと計画的に、助成先との協働事業として示すことができたのではないかと考えております。
<2018年度対象事業の助成実績>
2018年度は前年に比べ応募数も少なく、申請書のクオリティも低い事業が散見されました。事務局から再度ご案内させていただたにも関わらず、募集要項やご案内をしっかりご覧いただけない残念が団体もいくつかございました。
子ども支援に関する助成や補助金の募集も増え、応募機会も増える中で当財団の魅力が相対的に低下したこと。また、全国的に機会や額も増加傾向にある中、子どもの支援そのものよりも資金を目当てにした団体も増えてきているのではないかと懸念しています。
そのような中で、はやり一番は応募の本気度を選考のポイントとし、申請書を要綱をしかっりご覧いただき丁寧に作成いただいていることが最低条件でした。その段階で選考からもれた団体様も多くございました。
各助成先の詳細は 活動レポートをご覧ください >